10/28 「本物のサンタクロース」
[サンタ村を観光]
5:30に目が覚める。ちょっとは時差ボケがあるのだろうか?
外はドンヨリと雲っている。外の気温は2度。
部屋はやっぱり寒い。フロントにクレームし、メンテナンスを確認してもらうも、正常とのこと。
あの温度がMAXだということか・・・
朝食はこんな感じ。サケのスモークやステーキがあるのがフィンランドらしさかな?
あと、ポリッジも。




ミートボールとパンが美味い! サケは塩が強すぎ。
昼食分も兼ねて、もりもりと食べておく。

9:00になってから、ツーリストインフォにて、オーロラハントの相談。

この天候、夜半過ぎまで小雨・霙模様で今日は完全にムリとのこと。
明日以降は可能性があるが、オーロラツアーは2名からの開催なので、他に参加者がいない場合は2名分を払わないといけない。そして現時点では明日の参加者
は0とのこと。うーむ、天気も悪いし参加者もいないとなると、何しにココまでやってきたんだ!ってことになる。
気持ちを切り替えて、ロヴァニエミからバスで一時間足らずのところにある「サンタ村」を目指すことにする。
10:00 サンタ村行きのバスに

サンタ村は北極圏の境界にあり、村内に「ここから北極圏」というラインがひいてある。
ここから北では一日中太陽が昇らない日や沈まない日があることになる。

「たかが荷電粒子の発光現象を見るために、北極圏にまでやってくるなんて訳がわからないよ」(By キュゥべえ)
サンタさんのお住まい

「そうか、ココには彼がいるんだね」(By キュゥべえ)


サンタさんは
北極に家があるのだけど、トナカイたちの食料確保のために北極圏の南端のこの村で暮らしているそうな。サンタ村には当然サンタさんグッズが並んでいるのだ
が、他にもムーミンなどフィンランド土産も充実している。

館内も北極圏を示すラインが走る。


なぜか日本の包丁も扱っている。


ここで発送を依頼すると、サンタさんからの公式のクリスマスレターが届けてもらえるので色々と手配。手紙の言語は英語や仏語から日本語まで色々と選べる
のだけど、せっかくなのでフィンランド語のにしておく。
このサンタ村での一番の目玉は「フィンランド政府公認のホンモノのサンタ」に会えること!
残念なことに、サンタさんとの面会をする「サンタクロースの部屋」となっている部屋からは撮影禁止。
高い天井からは5mくらいはありそうな大きな時計の振り子がユックリとゆれている。北極にあるサンタさんの家を再現しているそうな。そして、ここではフィ
ンランド
政府からの驚きのサンタさん情報が掲示されている。
「なぜ、振り子時計があるのか? なぜ、サンタさんは北極に住んでいるのか?
それはクリスマスイブの日に、サンタさんの家の振り子を止めることで、地球の自転が停止し、時間をとめるためなのです。
その止まった時間の中、一人自由に飛びまわれるサンタさんが世界中の子供たちにクリスマスプレゼントを届けてまわり、すべて配り終わった後に振り子を動か
して、25日を迎えるのでした。」
・・・ いつのまにそんな SFチックな設定が追加されてるんだ!!(^^;)
その「サンタの部屋」のさらに中央に、壁で囲まれ(天井はない)小部屋にサンタさんがいて、訪問客たちが順番にサンタさんに面会できるようになっている。
各国からの家族連れが順番待ちをしていて、4組先のフランス人家族の子供たちがみな天使のように可愛い。
天井がないので、順番待ちの間、他の各国からのお客さんたちとサンタさんの会話が漏れてくるのだが・・・、確認できただけで、サンタさんは
フランス語、中国語、韓国語、そして英語と各国からの訪問客の言葉で会話している。
やがて私の番となり、小部屋にはいるとまさに「ホンモノのサンタさん」がにこやかに迎えてくれた。
「どこから いらっしゃいましたか?」と英語で聞かれ、「日本からです」と答えると・・・
「アァ ソレハ トオイ トコロカラ ヨク イラッシャイマシタ。
ニホン ノ ドチラ カラ オコシ デスカ?」
と 日本語での会話となる。
「大阪です、ご存知ですか?」
「オオサカデスカ、ナラ ヤ キョウト ガ ゴキンジョ ニ アッテ、ヨイ マチデスネ」
・・・スゴイ。これは本物に間違いない! 各国の子供たちにプレゼントを届けてる土地勘はガチだ!(^^)
5分ほど、日本での美味しいモノの話などして、一緒に記念写真も撮ってもらって、部屋を後にする。


「ねぇ、僕と契約してクリスマスを祝ってくれないなかな?
君たちオタクが抱くクリスマスへの淡い憧れ。
それがイブ当日の現実を前にドス黒い絶望に変わるとき、莫大なエネルギーが生まれるんだ。
さぁ、僕と契約してクリスマスを祝おうよ」(By キュゥべえ)
もちろん、記念写真は有料でサイズによってお値段が変わるのだけど、一番高い49ユーロのUSBメモリには、たった今の「サンタさんと面会してた動画」
に「記念写真静止画」それに「スペシャル 限定壁紙」「サンタ物語」といったオマケ コンテンツが入っている!!
ということで、そのUSBメモリを買う。
動画には小部屋に入室した時点から、出て行くまですべての様子が収められていた。これなら、おいらのようなオッサンがサンタさんと一緒の動画より、4組前
のフランス人家族のが欲しかった(おいおい)。
サンタ村のスタッフの方々

フィンランド語での「北極圏到達証明書」
英・仏・独から日本語版まであるが、せっかくなのでフィンランド語。

14:00前にバスでロヴァニエミに戻る。
昼だけど、霧と曇り空とで気温は4度にしかあがっていない。
ホテルに荷物を置いて、ツーリストインフォに再訪。
明日のオーロラハントには既に2名の申し込みがあり、開催決定とのことで、私も参加を確定。75ユーロなり。
ショッピングセンターをウロウロ



森と湖の国らしい品々

暖炉風になる壁埋め込みヒーター


僻地でも観光都市だからか食料品は豊富








こんなとこまでキティさん



広場では魚の露天売りが行われてた。

町外れを歩く


アルクティクム(20ユーロ)、PilKAを巡る。
ラップランド文化と歴史を展示している博物館




地球温暖化の影響は極地の氷にも及んでいる。

川沿いの建物の端からはこんなパノラマ


隣の科学実験系博物館


木材伐採用建機

伐採ロボといったところか

コクピットに上ってみる

かなり高い位置から遠隔作業を行うことになる。

この丸いボールとスティックで自由に操作できるらしい。

4つのボールを十字に配置するゲーム装置
いろんな人がチャレンジしては挫折・・・

この子は成功したもよう。

画像が暗いので加工。ドヤ顔している。

夕食は温かいモノを食べたいので、確実に温かいモノがあるとの推測で中国料理の海龍酒家に向かう。

フカヒレのとろみスープ。8ユーロでタップリのフカヒレが楽しめる。

トナカイ肉の甘辛煮。牛肉のオイスターソース煮をトナカイ肉で仕立てたようなもの。
激しくウマーーーイ

アイスのフライ
アイスがデカイ=冷たいのが勝っていて、フライにした意味は特に無しになっていた。

フカヒレスープ(8ユーロ)、トナカイ肉シチュー(28ユーロ)、お茶(2.5ユーロ)、アイスの天ぷら(10.5ユーロ)を堪能。デザートに中華モ
ノがないのが残念。しかし支払いが40.2ユーロで計算合わず。女将さんらしき人に尋ねるも「これでOK! 問題ない」とのこと。
なんで(?_?)
ホテルのサウナでじんわりと体を温める。霧は晴れたが、空には雲が厚く広がったまま。
このままではオーロラは見れないのかもしれない(>_<;)
続く