スケルトニクス 工場見学
無動力の外骨格をまとう 動作拡大型スーツ「スケルトニクス」(https://skeletonics.com/)
の工場見学にいってきました。
「王様戦隊キングオージャー」に登場するロボのコクピットスーツとして採用されたことでも有名です。
工場内の様子
お土産もあります。
最新のVer7の雄姿
基本無動力での動作ですが、指の曲げ/開きは電動でのスイッチ操作となっている。
左腕の黒い箱は「空気砲」
アルミフレームのリンク機構で手の動きをマスター/スレイブさせるシステム
肩あたりのリンク機構
マスター側の腕には指の操作を行うスイッチ
指の付け根にあるサーボモータで指1本分を開閉する。

黒い箱は空気砲

脚と腰をつなぐリンク機構
下半身は上半身の重量を支えるのが主な役割で、重量を支えつつ搭乗者の足運びに追随する。

スケルトニクスの開発経緯や様々な利用例(ドバイの市長に買われたのもあるとのこと)の紹介の後、動作デモへ
胸が光ってるのは アイアンマン にちなんで。
高下駄/竹馬のように足が高くなるので 歩けるようになるには一定の練習が必要とのこと
軽快の歩き回ります。
スケルトニクス デモ 動画その1:https://youtu.be/gLuLg4ApVdY
スケルトニクス デモ 動画その2:https://youtu.be/LOwCYXM8fzw
スケルトニクス デモ 動画その3:https://youtu.be/a2iTlBFMmaw
歴代のスケルトニクスも展示
開発者が沖縄高専に在学中に建造した初号機。
上半身と下半身が接続されておらず、上半身の重さ(20kgくらい?)は装着者の腰で支えるという力業
資金の制限から黒いパッド状パーツは木材を削りだしたものだったり、装着ベルトは作業服ベルトの転用だったりする。
初号機では指の操作も無動力の手動で、左側の黒いフレームにある白いリングを引くと
自転車のブレーキラインを伝って右側のアルミフレームの指が閉じる機構。
それなりの力が必要なので、力を入れられないことから、小指が無い。

真ん中は Ver.5 で計9機建造され、様々なエンタメ業界などに買い取られたとのこと。
Ver5の9台建造されたうちのNo.8
キングオージャーではこのVer5ベースで1台導入されたのとこと。
なので、こういうシーンは1台をそれぞれのキャラクターで撮影してから組み合わせていることになる。

よりロボメカっぽく外装をフルで装着したバージョン
お腹のおへそ辺りに搭乗者の顔が来るような配置とのことで、その黒い部分の正面は覗き穴になるメッシュ。
それだけだと腕が正面に来た時などの視界が確保されないので、首元のカメラ画像を鳩尾あたりのディスプレで見れる
「ここまでフルにカバーしてしまうと
”ちょっと大きな着ぐるみ”
くらいの受け取り方になるので、フレームを見せる方向に切り替えた」
とのこと。
こちらはアルミパイプや木製丸棒を使った上半身のみの簡易製作版。
数時間あれば一から組み立てられ、これを使った製作体験講座を企画中とのこと。
サーボモータ1つで関節が連動して開き閉じする指
Ver7などの装着体験をして 約1.5時間で見学は終了
オシマイ