作品番号 mx0001

YF−21 バトロイド
     (1/100スケール、WAVE)

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 (C) BIG WEST

 模型単体 66kB   

1997/05/09
[機体解説]

「OVA マクロスプラス」で主人公のライバル、ガルド・ゴア・ボーマンが開発した 次期可変戦闘機YF−21のバトロイド形態である。 YF−21において最も注目されるのは脳波制御による機体操作であろう。 これは開発主任のガルド・ゴア・ボーマンがゼントラーディ系移民であり、それゆえ ゼントラーディ軍が伝承してきた技術が本機に採用可能となったためである。 また機体形態もコンサバティブなシルエットを持つファイター形態と比べ、バトロイド 形態のシルエットはこれまでのVFシリーズと大きく異なり、ゼントラーディ軍の戦闘 スーツ、クアドラン系列に似通ったものとなっている。これもゼントラーディ系技術の 反映である。
特筆されるのは、これまでの脚部エンジン、足底噴射ノズルというレイアウトから背部 にエンジン/ノズルを集中するレイアウトへの変更であろう。これはクアドランシリー ズ重力制御システムの完全移植の成功に起因する。システム移植の成功により、噴射の 推力ベクトルと機体重心との関係に対して大きな自由度を得られ、背部への集中配置が 可能となった。 このレイアウト変更により、脚部構造の簡略化と構造強度の向上、エンジン整備性の向 上、ミッションに合わせた脚部・腕部の換装が実現された。
脳波制御などの華やかな新技術が注目されがちなYF−21であるが、こうしたエンジ ンレイアウトの再構成にまで気を配った設計思想がYF-21の真髄といえよう。
2機制作されたYF−21は、一機は惑星エデンにおいてアビオニクステスト中に飛行 不能となり、残る一機は「ゴースト事件」において緊急出動し、パイロットも兼任した ガルド・ゴア・ボーマンともども行方不明となっている。
YF−21は競作機のYF−19ともども採用されるという異例の結果となり、 VF−22の形式番号で量産が開始されている。これは機体能力や操作性といった点で YF−21が若干優位にあったが、ゼントラーディ系技術の導入という面で軍上層部保 守派の強い干渉が会ったためと噂されている。 ただし、主任設計師を欠いたため一番の特色であった脳波制御での機体操作は量産期で は採用されなかった。

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